媒体ポストバック
リワードアプリやブースト系媒体のように独自のトラッキングシステムを使う媒体は、「コンバージョンが発生したら当社のアドレスに通知してほしい」と求めます。adstage はこの要望を リンク単位の設定 で処理します。媒体から受け取ったコールバック URL を登録しておくと、そのリンクから流入したユーザーがインストールや購入などのイベントを起こしたときに、adstage が媒体のアドレスを代わりに呼び出します。
媒体ごとの開発は必要ありません。仕様を受け取ってダッシュボードに入力すれば、すぐに連携できます。
1. どこで設定するか
ディープリンク > 作成 または既存リンクの詳細画面で、媒体ポストバック セクションをオンにします。設定は リンクごとに個別に 保存されるため、媒体ごとにリンクを分けて作成し、各リンクにその媒体のアドレスを入力します。
2. 設定項目
| 項目 | 説明 |
|---|---|
インストールポストバック URL | 必須。インストール(install)コンバージョンが発生したときに呼び出す媒体のアドレス |
イベントポストバック URL | 任意。購入などインストール以外のイベント用のアドレス。空欄の場合は、インストール用のアドレスをすべてのイベントに使用します |
クリック ID パラメータ名 | 媒体がクリック URL に付けるクリック識別子の名前。デフォルト値は click_id |
ポストバック対象イベント | どのイベントでポストバックを送るか。デフォルト値は install |
媒体から「クリック時に cb というパラメータで当社のクリック ID を渡します」と言われた場合は、クリック ID パラメータ名 に cb を入力します。
3. URL テンプレートとマクロ
媒体から受け取ったアドレスをそのまま貼り付け、値を入れるべき箇所にマクロを使います。
使用できるマクロは次のとおりです。
| マクロ | 値 |
|---|---|
{click_id} | 媒体がクリック時に渡したクリック識別子 |
{adid} | 広告識別子(iOS は IDFA、Android は GAID) |
{ifa} {idfa} {gaid} | {adid} と同じ値。媒体の仕様にある名前をそのまま使っても値が入ります |
{device_id} | adstage が付与したデバイス識別子 |
{platform} | ios または android |
{event} | イベント名(例:install、purchase) |
{timestamp} | イベントの発生時刻 |
{ip} | ユーザーの IP |
{campaign} | キャンペーン名 |
一覧にないマクロを求められた場合
媒体が {sub_id}、{pub_id} のように独自の値を求めてきた場合は、そのまま書けば大丈夫です。 一覧にないマクロは、クリック時にその名前で渡されたパラメータをそのまま返す(エコー) 方式で動作します。
つまり、媒体がクリック URL に ?sub_id=abc123 を付けて送ってきた場合、ポストバックの {sub_id} の箇所に abc123 が入ります。
ご注意ください
クリック時にそのパラメータが渡されなかった場合は、空の値で送信されます。媒体の仕様にあるパラメータが実際のクリック URL にも含まれているか確認してください。
4. 動作の仕組み
-
ユーザーが媒体の広告をタップし、adstage のトラッキングリンクから流入します。このとき、クリック ID と媒体のパラメータがあわせて記録されます。
-
そのユーザーがインストール、または設定したイベントを起こすと、adstage がアトリビューションによって媒体のクリックを特定します。
-
URL テンプレートのマクロを実際の値に置き換えて、媒体のアドレスを呼び出します。
重複防止
同じクリックに対して、同じイベントは 1 回だけ 送信されます。ユーザーがアプリを何度も開いたり、イベントが重複して収集されたりしても、媒体に 2 回送ることはありません。
install と first_open のように同じ意味で使われるイベント名は 1 つにまとめて処理されるため、両方が届いてもポストバックは 1 回だけ送信されます。
失敗時のリトライ
媒体のサーバーが一時的に応答しない場合でも、コンバージョンが気づかないうちに失われないよう、自動で再試行します。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| リトライ回数 | 最大 8 回(初回送信 1 回 + リトライ 8 回) |
| リトライ間隔 | 最短 3 分 |
| リトライ周期 | 5 分ごとに失敗分を確認 |
| 打ち切り基準 | 発生から 24 時間が経過した失敗分 |
5. 連携前に媒体へ確認すること
新しい媒体と連携するときは、次の 4 点を受け取るだけで済みます。
- ポストバック URL — インストール用、そしてイベント用が別にあればそちらも
- クリック ID パラメータ名 — クリック URL にどの名前で識別子を付けるか
- 必要なマクロの一覧 — どの値を受け取りたいか
- 対象イベント — インストールのみか、購入など他のイベントも必要か
6. 注意事項
- ポストバックの設定はリンク単位です。1 つの媒体に複数のリンクを渡す場合は、すべてのリンクに設定する必要があります。
- アトリビューションが成立して初めてポストバックが送信されます。媒体のリンクを経由していない流入は対象外です。
- URL に入る値は自動で URL エンコードされます。マクロの箇所に、あらかじめエンコードした値を入れないでください。
- 媒体によっては、レスポンス本文で成功/失敗を区別する場合があります。adstage は HTTP ステータスコードのみ で判定し、2xx と 3xx を成功とみなします。本文にエラーを含めて 200 で応答する媒体の場合は失敗を検知できないため、エラー時には 4xx・5xx を返すよう依頼してください。

